エンジニア3年間を振り返る
エンジニア3年間を振り返る
はじめに
エンジニア(Web dev、software engineerとかそこらへん)になったのが2022年の11月。丁度3年ぐらいが経った。
ネットの海に自分の情報を書くのは抵抗があり、転職の度にNoteに何か書こうかと思い辞めてきた。
どこか3年という数字に節目を感じるし、自分のためのブログも作ったので校正とか考えずつらつらとここに書いておこうと思う。
いずれどっかのプラットフォームに校正して出すかもしれんし多分出さない。
職歴
1社目 某SES
期間
1年
職務内容
- 半年で主任に昇格(正式に肩書きが変わった瞬間に辞めたが)、部下がついたりしていた。
- 始めからいわゆる開発案件に入っていた。ほとんどWEBのフロントエンド寄りの所で、Java Applet剥がしとか、Vueを使ったモックのモックアプリを作ったりしていた。
- 何も狙ってなく以下条件が揃い運よく初めから開発案件に入っていた。
- 東京に本社があり、大阪支社の立ち上げの段階
- 会社的には体力がある状態なので、支社立ち上げの為、ある程度の赤字は許容し人を成長させ早期に1人で単価が高い案件に入れたり、リーダー枠にしたかったのだと思う
- 上記につき最初は単価0でもいいから他のメンバーの補佐として新人を入れOJTをさせ、迅速に開発やっていました人間に仕立てあげようとしていた
入れた理由
- ぶっちゃけ基準ゆるゆるの会社で、AWSとかの単語さえ知っていてやる気がありそうなら雇う会社だった
- その分入れてみて微妙だったら解雇勧告をしたりね
- テスト要員にして給料上げないとか出来るからそんなに多くないが、大阪支社には案件が少ないからね
- 今思うとめっちゃ的外れで間違えた事を言っていたと思うが、AWSが云々とか言ってたから入れてくれたっぽい
- 後は一応理系だったのもあるのかも
給料
25/月 + ボーナス1月分 → 28/月 + ボーナス1月分
振り返り
- 数学の小問のようにタスクを分解して解決すればいいのかと初めから気づいたのと、オタクよろしくネットサーフィンが出来た、当時は出始めのAIを必死に使っていた事により、初めの案件からOJTと言いながらほとんど教わらず一人でコーディングして、資料(他の人のパクリ)作って、顧客に説明してとかやれた。
- 大した事ではないと思っていたが、今振り返ると未経験でやってきた割には良くやった方なんだったと思う。結果的に評価されたし主任にも上がったわけだ
- 早い段階でキャリア的にこの会社に居続ける事は無くで、大手Sierか、できれば自社開発系にいくと考えていた事が後ろめたかったからか、仲良く辞めていったかどうかと言われると微妙なのでそこは後悔かな。気にしすぎだったのかも。
- この時に真面目に勉強していればなーとか、未経験向けのコミュニティ探し当てれていればなとか後悔は多いがまぁまぁ
2社目 株式会社Inner Resource
期間
1年半
職務内容
- 研究業界向けの購買・在庫・機器管理SaaSをフルスタックエンジニアとして開発・運用
- 研究業界では売り手・書い手共に未だに訪問して紙で注文用紙渡してとかやっている所に、両者にサービスとして使ってもらって一気通貫でDXしようぜみたいな感じ。
- 売り買いの情報から、在庫も管理できるし、別枠だがデケェ機械の管理もできますぜみたいな
- フルスタックエンジニアと言っているが、エンジニアが4人しかいない中、3サービスの運営なので、やる事何でもやる必要があるって感じ
- RailsとAWS後一部Reactって感じ
- 他にはNewRelicとかSendGridとかSentryとかとか
入れた理由
- 今振り返ると多分支離滅裂な事を話していたのだと思うが
- Paizaでスカウトがあり、Aランク、Sランク問題もテストケース一部通っていないだけみたいな状況だったので学習能力とか、プログラミング適正みたいなものを買われたのかなとか
- 既存社員のエンジニア2人のスキルが離れすぎていて、その中シニアエンジニアを1人いれて、バランスをとる為に丁度いい感じのジュニアエンジニアだったのだと思う
- ここのバランスとは、ジュニアのやる気とか切磋琢磨感とかそういう話
- 後はありがたい事に業務委託の方がわいの大学を知っていて、優秀な人が多いですよみたいな話をしてくれたらしい。わいは優秀枠か疑問だが実際に実務を重視したいい大学だったと思う
- 今の知識を持って大学時代に戻れるなら戻って学科とか部活とか選択肢を変えたいと思うほどに
- 後は理系で研究というキーワードにワクワクするとか(事実で小さな頃はノーベル賞取るとか夢に書いてた気がする)、入社するなら東京に引っ越しますとかやる気と適正もある程度は見てもらったのかなと
- 個人的にはIT系の道をいくなら、いずれ東京に引っ越す事になると思っていたから特に気にしていない。貯金が尽きて泣いたぐらい
給料
35万/月 + ボーナス0.5 - 1月 → 40万/月(昇給直前に辞めた)
振り返り
- まじで運良く最高の会社に雇ってもらったと本気で思っている
- 当時の経歴、スキルレベルで雇ってくれる自社開発系なんてほとんどないし、丁度AIが出たり基本的にミドル以上のエンジニアを雇う空気感の時代だったから、そこに外れ、既存社員のバランスを悪いとかいう、色んな条件が重なった結果なので運が良かったのは間違いない。
- 一緒にいたエンジニアが本当に最高だった。能力も高く、任せてくれ、背中も見せてくれる上司2人、エンジニアとして同じぐらいのスキルだが自分とは違う軸のスキルが突出している同僚。全員自分に刺激を与えてくれたし、彼らに引っ張られて沢山成長出来た。
- エンジニア以外の人も皆優秀だし、人として良い人が多くてめちゃ働きやすかったし、社員数が少くて近いが故にこういう職種の人はこのような仕事をするんだと学びになったし、エンジニア以外も巻き込んで一つのプロダクトを作っていく難しさ、楽しさを知れたと思う。
- 色々書くことはありそうだが、まとめるとこの会社でやった1年半が自分のキャリアの転換点になっているのは間違いないという事である
- 後悔としては1社目もそうだがもっと勉強していれば良かったと思う(怠惰なせいで全然勉強せんやん)
3社目 株式会社SmartHR
期間
半年+現職
職務内容
- SmartHRの中のIdP、ID管理機能の開発のプロダクトエンジニア
- 元々HR系のサービスであり、人事データベースを要しているいる事からスムーズなIdP、ID管理を提供するというものであり、立ち上げ期のプロダクト
- RailsとかGCPとかGoとかNextとかそんな感じ
入れた理由
- まずfindyからスカウトが来て、書類選考をしたわけだがここら辺はプロダクトの運営経験があって、ちゃんと自分事にして色々やっていたから通ったのかな?とか
- 技術面接についてはバックエンジニアとして最低限パフォーマンスチューニングの知識とか、前職のプロダクトの強み・インフラ構成とかが分かっていたとかそんな感じかな?1次面接は速攻次の日に通過の連絡が来たので最低限のスキルはあると判断されたっぽい
- 最終面接については、前職での自分が知らない技術要素があっても、とりあえずやってみますと言って色々やっていた姿勢がどうやら刺さったぽい。実際にSmartHR内でそうゆう動きがめちゃ重要視されているのを感じるのでなるほどという感じ
- 現職にいる中で詳しくは書かないが、某就活の口コミサイトで面接の質問内容を覗いて予想質問一覧を作って、技術的な事であればあらかじめ調べて答えを作ったりしていた。正直この対策がただ刺さっただけだなーという感じがある。
- 大企業で口コミが大量にある事で自分みたいなスキル的に足らなそうな人でも入れるのだなと思ったり、といってもちゃんとプロダクトの運用をやっていないと答えられない質問だらけなので、回答を作れるだけの能力や権限があれば入っても何とかなるから十分なのかなと思ったり
- 後は面接官の相性が圧倒的に良かったのだと思う。他の人だったら落ちていると入ってみて思う。
- 結局は運が大きいな
給料
現職なので名言はしない。SmartHRの平均年収とさほど変わらんぐらいと思ってもらえれば。
振り返り
- もう周りが優秀すぎるこれに尽きる。新卒から上の上までSmartHRレベルの会社に入らないと出会えないなと思える人がゴロゴロ
- 試用期間の3ヶ月の間にクビになるか、最低限給料下げられたりするかなと本気で思っていたし、かなりビクビクしていた。結局ぬるっと試用期間も終わり条件も変わる事もなく今に至る
- 正直社内での自分の自己肯定感は低いなと思っているが、一定評価もしてもらえているので決してダメではないと思うが、もっと頑張らないと先はないなと真剣に思う
- 半年間仕事が終わって速攻で寝てしまって、起きたら8時みたいな12時間ぐらい寝るみたいな日がかなりあった。頭が疲れているというよりは精神的な疲れだなと感じる
- 勉強しないと…と思いつつ何もしていない日々が続いていたのが事実
- だが半年経って色々と慣れてかなり精神的には落ち着いてきたなと思っている
- もっと積極的に貢献したいとも思うししないとと思う
- 落ち着いてきて本当にSmartHRというサービスを作るのは自分にとってワクワクしているのかとか、将来的にどのようなキャリア・将来像になっていたいかとかサウナに入りながら考えている
- 環境的には良すぎるし、給料も年齢の割にはたけぇし、自分なりにSmartHRにもっと馴染んだり、貢献できるまでは辞める事はないんだろうなと思う
- 浅いが半年なのでこんなもん。いずれもっと色々振り返れるといいね。
総振り返り
- とにかく運が良い3年間だったなと思う
- 運だけですと言ったらそれで終わりだが、戦略も立てつつ、戦略にガチガチに縛られたり固定観念に囚われたり自己評価とか無視して、バッターボックスに立ったから勝ち取ったのだとも思う
- 告白すると本当にエンジニアとして本を読んだり全然勉強していないと感じている(積んでばっか)。その場その場の勉強はしてきたが他の人より圧倒的に勉強量が足りないと思う
- ここだけ見ると稼げそうでITに来たやつみたいだけど、稼げるとか当時は思っていなくて、ただ興味があってきたので本を読むのは好きだし、知識を入れるのはワクワクする。ただただ自分が怠惰なだけ
- 大した勉強もせずここまで来れたのは昔積んだ資産・能力を棚卸しただけであり、この先進んでいくにはもう資産だけでは頭打ちを感じていて、新しく資産を積んでいく必要がある
- 4年目にして本をいっぱい読もうとか色々やっていこうとしているが、おせーなーと思っている。だがしかしたかし4年目に見るからわかる事も多いので、後悔とかはせず今から頑張っていくのである
- エンジニアになったのは今の所は正解で自分に向いていると思っている
- 学生時代に必死で考えて自分が行きたい道を絞っておいて良かったと思う。社会人の一歩目としてエンジニアを選ばなかったが、選ばなかった事で積んだ経験も大きいし、その上で早い段階でエンジニアに方向を向けたのは良かった
- キャリアの最後までITの軸はぶらさないだろうし、その上で自分にとってワクワクする方向に進む事ができるように頑張っていこう!!